小・中・高校生のみなさん「夏休みは読書をしよう!」 2016年の課題図書はこれだ!
小・中・高校生のみなさん、夏休みですね!とても羨ましいです。
夏休みの宿題「読書感想文」は課題図書からどうぞ
夏休みの宿題として「読書感想文」が出ていると思いますが、読む本で悩んでいる方は課題図書から選んではいかがでしょうか。
課題図書は、毎年開催されている「青少年読書感想文全国コンクール」の対象図書として、全国学校図書館協議会により選定されています。
プロが選んだ本は面白いし、ためにもなりますよ。
コンクールへの応募は自由図書(自由に選んだ本)の感想文でも可能です。
児童・生徒だけでなく親も読んだらいいと思うんですよね
親子で同じ本を読めば、「場面、情景」についてだったり、「登場人物の心情」「著者の伝えたいことはなんだろう?」などと会話のネタ(コミュニケーション)になりますよね。
その会話がヒントとなって、感想文も書きやすくなったりもすると思います。
感想文にするのは難しいことですが、会話だとなぜか「あーだ」「こーだ」と言えたりするものなんですよね。
を抜きにしても、さすが専門家が選定されているだけあって普通におもしろいんです。
わたしも1〜2冊は読んでいます。
ということで、
「(2016年)第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書」をまとめてみました。
課題図書の目次
小学校低学年(1、2年生)
小学校中学年(3、4年生)
小学校高学年(5、6年生)
中学校
高等学校
小学校低学年(1、2年生)
ボタンちゃん (PHPわたしのえほん)
ボタンちゃんは、アンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんです。
ひみつのきもちぎんこう
ジャリーン! ほら、きこえた?
人の きもちを あずかる ひみつの ぎんこうが あるんだって。
ある日 ゆうたは、手紙に かかれていた 地図を たよりに、ひみつの場所を たずねます。
そこは きもちを あずかる、ひみつの きもちぎんこう。
ジャリーン! チャリーン! ジャリーン! チャリーン!
つぎつぎと いろんなきもちが 入ってきます。
きもちつうちょうが いっぱいになると どうなっちゃうの!?
自分の力で 前に すすむ ゆうきが 出る おはなし。
みずたまのたび
わたしは ちいさな みずたま。
ネコが みずを のんだ ボウルのそこに
ひとつぶ のこった。
お日さまに照らされて、空にまいあがり、
雲にのり、雨になって、また土のなかへ。
そして、川から海へと、旅をつづける……
さまざまなかたちにすがたをかえて、地球をめぐる“みずたま”の旅。
フランス「科学の本」賞受賞作家による、とびきり美しく洗練された絵本!
アリとくらすむし (ふしぎいっぱい写真絵本)
アリとくらす、知られざるむしたちにせまる写真絵本。アリに姿をにせて身をかくすむしや、アリと助けあうむしなど、驚きの姿を大紹介
小学校中学年(3、4年生)
二日月 (ホップステップキッズ!)
あたしの妹、1歳の芽生。まだ歩けないし、立てないし、ハイハイも、おすわりもできないし。そういうことができるようになるかもわからない。だけど、芽生はあたしのそばにいる。あたしはいつも、芽生のそばにいる。
さかさ町
リッキーとアンは、おじいちゃんの家にむかう汽車の旅のとちゅう、思いがけず、見知らぬ町で一泊することになりました。そこは〈さかさ町〉。建物も看板も上下ひっくりかえっていて、ホテルや病院、学校での常識も、野球の試合や買い物のルールも、いちいちふつうとは反対です。おどろきと発見がいっぱいの、ゆかいな空想物語。
木のすきなケイトさん―砂漠を緑の町にかえたある女のひとのおはなし
ケイトは、森のなかで遊び、木がともだち。木の勉強がなによりすきでした。けれど、大きくなって木のない砂漠の町にくらすことになり…。ケイトはどうしたでしょう。これは、ほんとうにあった木の大すきなケイトさんのおはなしです。
コロッケ先生の情熱!古紙リサイクル授業 (はじめてのノンフィクションシリーズ)
コロッケ先生こと小六信和さんは、小学校や中学校を回り、古紙のリサイクル授業を行っています。子どもたちとの合いことばは、「紙はゴミじゃない!」。コロッケ先生のねがいは、ゴミ箱にすてられる紙を、一枚でも多く救うことなのです。さあ、実験あり、クイズありの、楽しい授業をのぞいてみましょう。小学3年生から。
小学校高学年(5、6年生)
茶畑のジャヤ: この地球を生きる子どもたち (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)
成績優秀なのが災いして、クラスで仲間外れにされ、孤立していた周は、おじいちゃんに誘われて冬休み前にスリランカに行くことにした。
スリランカの茶畑で茶摘みの手伝いをしている少女、ジャヤとの出会いによって、民族の対立で内戦状態にあったスリランカの歴史を知り、相対する民族の両方の血を引くジャヤの民族の誇りと希望を知ることにより、自分自身の生き方を見つめ直した周は、「じっとうずくまっていても、自由は訪れない」という強い気持ちを持って7日間のスリランカの旅を終えて、帰ってくる。
ワンダー Wonder
オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳ではじめて学校に通うことになった。生徒たちはオーガストを見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて……。
全世界で300万部売れた、感動のベストセラー
ここで土になる
食物も着る物もすべて村にあった。村人が全員ひっこしていっても、おじいさんとおばあさんは畑を耕し、次の世代のためにと、畑の石をひろい続けている。
その姿を、大銀杏の中でなくなったというお坊さん「安心」になぞらえ描く。
大村智ものがたり~苦しい道こそ楽しい人生
祝・ノーベル賞受賞!
微生物の中から2億人を救う発見をした化学者の半生。子どもから大人まで幅広い世代の心に響く感動のストーリー!
中学校
ABC! 曙第二中学校放送部
『よるの美容院』で、第52回講談社児童文学新人賞を受賞し、第2作目『紙コップのオリオン』でも注目を浴びた著者の3作目。
主人公・みさとはアナウンス経験のない、放送部員。しかも2人しかいない零細クラブだ。能天気な顧問と厳しい担任のせいで、毎週火曜日の昼の放送を行うこと、しかも部員を増やさなければならない状況に陥る。
クラスメイトからの嫌がらせが原因で、孤高の美少女転校生・葉月とのかかわりを持つことになったみさとは、思い切って葉月を放送部に誘う。
さらには気になるクラスメイト・新納まで、入部してくれて…。
葉月のアドバイスにより本格的な活動が始まり、大会エントリーを目指して各々の思いを形にしていこうとする。
みさと自らもバスケ部を途中でやめた過去あり、前の学校で放送部員だったのにマイクの前で一言も発さない葉月にも、隠していたできごとがあった。
温かな描写と、キャラクターたちが美しく輝く、心優しい青春小説!
白いイルカの浜辺 (児童図書館・文学の部屋)
浜辺でケガをしたイルカの子どもを見つけたカラは何とか助けようとする。海を守ることの大切さに気づき、成長していく少女の物語。
生きる: 劉連仁の物語
1944年9月日本軍により強制連行された劉連仁。苛酷な炭坑労働から逃亡し北海道の山中で一人、13年間生き抜いた魂の記録
高等学校
タスキメシ
駅伝×料理男子。熱涙間違いなしの青春小説
陸上の名門高校で長距離選手として将来を期待されていた眞家早馬(まいえそうま・高3)は、右膝の骨折という大けがを負いリハビリ中。そんな折、調理実習部の都と出会い料理に没頭する。一学年下で同じ陸上部員の弟春馬、陸上部部長の親友助川、ライバル校の藤宮らは早馬が戻ってくることを切実に待っている。しかし、そんな彼らの気持ちを裏切って、心に傷を抱えた早馬は競技からの引退を宣言する。それぞれの熱い思いが交錯する駅伝大会がスタートする。 そのゴールの先に待っているものとは……。
高校駅伝、箱根駅伝の臨場感溢れる描写とともに、箱根駅伝を夢見て長距離走に青春を捧げる陸上青年それぞれの思いと生き様が熱く描かれる。青年達の挫折、友情、兄弟愛・・・。熱い涙、しょっぱい涙、苦い涙、甘い涙が読む者の心を満たします。
読後は爽快感と希望に溢れる熱血スポーツ小説です。
ハーレムの闘う本屋
ニューヨークのハーレムに、一風変わった書店がありました。
ナショナル・メモリアル・アフリカン・ブックストア。
黒人に関する本ばかりを扱う書店、通称「ミショーの店」。
本書は、この店の店主、ルイス・ミショーに光をあてたドキュメンタリー・ノベルです。
1939年、「黒人は本を読まない」と言われていた時代に、店をオープン。
「知識こそ力」と信じていたミショーは、まずは人々の意識を目覚めさせることからと、型破りなプロモーションを展開します。そのうち、本のおもしろさ、知識の大切さを知った人が、
ミショーを慕って集うようになり、ついには、全米一の黒人専門書店に!
開店当初5冊だった在庫は、古書にも目をくばったミショーの情熱により、1974年の閉店時には、22万5千冊にもなっていたそうです。
これは、地方都市の図書館に匹敵する在庫数です。
シンドラーに救われた少年
スピルバーグの感動的な映画『シンドラーのリスト』に登場するユダヤ少年による回想録。中学生から読める「真実の記録」。
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「まんがで読破」シリーズで、文学も経済学も哲学も漫画から学び始めたらいいよ。 |
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